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出逢った頃はお互いまだ相手のことをよく知りません。 最初はとにかく相手に嫌われないように素の自分を見せないようにしています。 相手の嫌なところや本音もまだ見えない状態で、好きになったばかりのきれいなイメージが相手を覆っています。 しかし自分の行動を考えてみてください。 彼とデートをしたあと家に帰ったら、気が抜けて思いっきり素の自分に戻っていますよね。 慣れないデートに気を遣い、相手によく見てもらおうと緊張しきっていたものだから、とりあえずソファーでだらだらと過ごし、適当にそこにあったものに着替えてテレビを見るなんてことありませんか？ 家は素の自分を出せる安らぎの空間なのです。 結婚すれば当然一緒に暮らすことになるのだから、自分の素を知られるだけでなく、そんな相手の素を知ることにもなります。 最初は気を付けていても、気を許せる関係になればどんどん出逢ったころのきれいなイメージは崩れてしまうでしょう。 しかしそれが普通で当たり前のことです。 別に冷めているわけでもありません。 ときめきがなくなる代わりに、お互いの本音を知ることができ新たな生活を共にするという幸せが待っています。 素を見せられるのは、信頼できる相手になったという証です。 恋愛心理としては、きっとずっと一生ときめいたままで過ごしていきたいというのが本音だと思います。 しかしときめかなくなっても新しい幸せはこれからどんどん出てきます。 もしお互いが空気のような当たり前の存在になれたら、それは素晴らしいことなのです。 いつまでも相手を美しいものと思い込んでしまうと、素を見せる相手を許せなくなってしまいますし、生活を共にすることができなるでしょう。 新しい幸せへの、次のステップに向かっていることを忘れてはいけません。 |
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